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自分の為の文章を書きたいなと思い、ただ長らく放置してしまっているブログを今更再開させる気にもならず、ウーンと唸って半年ほど経ってしまいました。「今年こそは!」の今年もあと4ヶ月。全然間に合ってよかった。

 

有難いことに今はインテリアデザインの会社にライターとしてお勤めしていて、3年前のSE時代のように「うぉぉ~本当の私はこれがしたいんじゃねぇぇ~~~」的な悶々もなく、6年前の東京ライター時代のようにバッファローの群れの如し〆切に追われる事もなく、20代の嵐が嘘のように牧歌的で身も心も平和な毎日を送っています。

 

もう牧歌的過ぎて、私、ソファの事以外書けなくなっちゃうんじゃないかしら。

でも毎日平和だから、きっと書けなくても大丈夫ね。

 

とまではいかないけれど、特に焦ることなく2年の月日が過ぎていた。

いよいよ危機感のような物が芽生えてきたのは、某音楽配信サイトからコラムの執筆依頼をいただいた時。

 

何書いていいか全然わかんねぇ…!!!!!

 

だって特に新しい音楽追ってなかったもの!貯蓄の中で楽しんでいたもの!新しかった音楽が微炭酸ぐらいの刺激になっても「やっぱええわ~」ってなってたもの!(「やっぱええ」は間違ってないんですけど。ずっと聴けるって素晴らしいですけど。)

どうしたもんかと毎回葛藤する中、自分を奮い立たせる為に遠出して京都の書店「誠光社」へ出かけ、そこで見つけた前野健太の「百年後」を購入。前野さんの言葉は私にとってどストライクなので、読めば自然と「ただただ書きたい」欲が湧いてきたのでした。仕事でなくて、コラムでなくて、自分の事をただただ綴って気持ちよくなりたい。その欲をまず消化させなきゃ、何にも繋がらない気がする。

 

まぁそれから半年が経った訳なんですけど。ダイエットみたいなもんで、人の為より自分の為が一番難しい。あぁ、なるほどわかった!前野さんの曲で言うところの「心に脂肪がついちゃって」ダイエットをしたいのかもしれない。実際に太った気がするし、「走る」ってアンソロジー小説読んで文章的にも運動的にも感化されているところだし。云々カンヌン言うとりますが、そういう場所を作りたかったので、ただのご挨拶文(誰に対して)でした。

 

ここからまた2年空いたらどうしよう。